Stig Lindberg

スティグ・リンドベリ (1916–1982)
20世紀を代表するスウェーデンのデザイナーです。陶磁器デザインだけでなく、ガラス、テキスタイル、イラストレーション、工業製品、家具、家電製品に至るまで幅広い分野で活躍し、「スウェーデンデザインの黄金時代」を象徴する人物として知られています。


1937年にグスタフスベリ陶磁器工場へ入社し、後に芸術監督に就任。約45年間にわたり数百点以上のデザインを手掛け、陶磁器の世界に新しい表現をもたらしました。彼の作品は機能性と遊び心を兼ね備え、日常生活の中に美しさと楽しさを取り入れることを目指していました。

リンドベリは「陶器のデザイナー」に留まらず、テキスタイルデザイン、絵本の挿絵、トランプ、ポスター、ラジオやテレビのデザインまで手掛けました。1959年には回転式テレビ「LumaVision」をデザインし、当時としては革新的な工業デザインとして注目を集めました。また、子ども向け絵本『Krakel Spektakel』の挿絵でも親しまれています。


代表作には、緑の葉が印象的な「Berså(ベルサ)」、青いプラムを描いた「Prunus(プルーヌス)」、青い水玉模様の「Adam(アダム)」、赤いストライプが特徴の「Spisa Ribb(スピサ・リブ)」などがあります。特に1961年に発表されたベルサは、スウェーデンを代表するデザインとして世界中で愛され続けています。ベルサとはスウェーデン語で「木々に囲まれた庭の憩いの場所」を意味し、その鮮やかな葉のモチーフは自然と暮らしの調和を象徴しています。


リンドベリのデザインは自然への愛情、豊かな色彩、そしてユーモアにあふれています。北欧デザインが持つシンプルさの中に、遊び心と温かさを加えた彼の作品は、今なお世界中のコレクターやデザイン愛好家を魅了し続けています。

テーフセット・ヤーヴァとのコラボレーション

1932年創業のスウェーデンの老舗ティーカンパニー:テーフセット・ヤーヴァはスティグ・リンドベリの代表的なデザイン「Berså」「Herbarium」「Adam」「Pall」とコラボレーションした特別コレクションを展開しています。このシリーズではテーフセット・ヤーヴァの人気ブレンドティーやコーヒーと、リンドベリの時代を超えて愛されるデザインを組み合わせ、スウェーデンのフィーカ文化をより豊かに楽しめる商品として誕生しました。ティーバッグ、コーヒーなどが展開され、デザインと味わいを通じてスウェーデンの伝統とライフスタイルを伝えています。特に「Fika i Bersån」はルバーブ、クインス、エルダーフラワーを使用した華やかな香りの紅茶でベルサの世界観を表現した代表的な商品です。

スティグ・リンドベリのデザインは単なる装飾ではなく、日々の暮らしを美しく楽しくするためのものです。テーフセット・ヤーヴァとのコラボレーションは、その精神を現代のフィーカ文化へと受け継ぎ、スウェーデンデザインとお茶の時間を結びつける特別な取り組みとなっています。

  • BERSÅ ベルサ
  • HERBARIUM ハーバリウム
  • ASTER アスター
  • LUSTGÅRDEN ルストゴーデン
  • PALL パル
  • Poème d'amourポエムダムール

スティグ・リンドベリ展 2025–2027

「20世紀北欧デザインの巨匠 スティグ・リンドベリ展」が2025年より東京で開幕し、2027年まで日本各地を巡回します。陶磁器、テキスタイル、プロダクトデザインなど、多彩な作品を通してリンドベリの創造性と遊び心あふれる世界を紹介します。

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